APR
18
SAT
2010

嘘喰い(17)
今回は、出演者の起こした事件・事故を暴露していくテレビ番組という舞台を作り、
そこでの人間性を使った駆け引き。
やはり主役の“斑目貘“が登場すると話が断然引き締まる。

APR
18
SAT
2010

デッドマン・ワンダーランド
漫画版『交響詩篇エウレカセブン』の片岡人生、近藤一馬の作品。
完全民営化された刑務所、そこに無実の罪で死刑宣告され送致された主人公、血液を操る謎の能力…。
どうにでも持っていけそうな要素が数多く盛り込まれているので、きっとおもしろくなるんだろうなと期待。
少し幼さを感じるものの畳みかけるように流れる話の構成で、続きが読みたくなる。

APR
18
SAT
2010

罪と罰
読んだことはなく、この先も読まないと思われるドストエフスキーの『罪と罰』。
19世紀のロシアを舞台にした原案を、現代の日本を舞台に置き換えアレンジした作品。
“ひきこもり”と援交女子高生の出会いから話は進み…。
基本は人間の持つダークサイドな部分が渦巻く物語。ひとまず2巻まで読む。
もっと話の奥行きと、ベースとなる闇が深くなっていくとおもしろくなりそう。
様子見がてら続きを読んでみる予定。

APR
18
SAT
2010

BILLY BAT(4)
浦沢直樹作品お得意の伏線の連続。しっかりとした結末に持って行けるかを温かく見守るために読む作品。
「下山事件」はあまりに古い話でピンとはこなかったけど、今回のキーとなる事件は少しは興味がわく。

APR
18
SAT
2010

GIANT KILLING(15)
達海監督の選手時代の話。
1本のシュートで相手の選手への影響はもちろん、味方や観客にも変化が起こり試合の流れが変わるプレイ。
現実の試合観戦でもそういうのを感じ取れるようになると、観ていておもしろいんだろうな。きっと。

APR
18
SAT
2010

PEACE MAKER(5)
ストーリーが基盤となっている銃の腕前の巧みさから少し離れてしまったものの、
やはり最後はうまいこと持ってきたなという感じ。
皆川亮二の作品は絵のタッチは好きではないけど、やはりおもしろい。

APR
18
SAT
2010

ドラえもん(1)
藤子・F・不二雄大全集の『ドラえもん』第一巻。演出家、鴻上尚史さんのあとがきが非常に良かった。

たとえば、のび太のパパやママはドラえもんに何かを頼んだりもしないし、
依存しているのび太を注意しようとしない。突然家に住み着いてもすんなりと受け入れる。
そんな突っ込みどころ満載のお話は正直“変”です。
ただ、それは作家を作家たらしめている「作家性」から生まれたもので、そこから生み出された「作品」であるのです。

さらには、最近の商業的な作品になると、ひとつのモノ作りに多くの人間が絡み、
それにより、突っ込みどころのない理論的に破綻しないモノではあるものの、
完璧さを引き替えに「作家性」を失っているというお話。

・・・そんな感じの良いお言葉。
要は大らかさが「作家性」へとつながり、『ドラえもん』のおもしろになっていると。
最近はひとつの創作物を発信するのに注意すべき点が多く、安パイに走りがち。
昔の『ドリフ』のおもしろさが最近のテレビにないのもこういうことなんだろうな。

PAGE TOP